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片野、光山がメダリスト
2012/4/24 (火)
「神奈川アマ2012」男子の部第9、第10予選が24日にそれぞれ18ホールストロークプレーで行われ、これで男子の部は予選が終了した。
相模原市緑区の長竹カントリークラブ(6541ヤード、パー72)で行われた第9予選には157人が参加。75で回った片野由次(相模原)がメダリストに輝いた。前半2オーバー、後半は1オーバーでまとめ、6月4、5日に平塚富士見カントリークラブ・大磯コースで行われる決勝に駒を進めた。
5月14日に本厚木カンツリークラブで行われる準決勝には88ストロークまでの上位58人(メダリストを除く)が出場する。
第10予選は、横浜市保土ヶ谷区の横浜カントリークラブ・東コース(6443ヤード、パー72)で171人が参加して行われ、光山成夫(横浜)が3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの73で初のメダリストに輝いた。光山は決勝への出場権を獲得した。
86ストロークまでの上位61人(メダリスト除く)が、5月14日に湘南カントリークラブで行われる準決勝への進出を決めた。(神奈川新聞・武藤龍大、深沢剛)
もう一度花咲かす
キャリア約30年の片野が、「我慢のゴルフ」でメダリストに輝いた。
アウトスタートの3番(パー3)で、約80センチのパーパットを外した。前日の多雨の影響でグリーンが「思ったより重かった」と言い、その後も約1メートルのパットを外すなど苦しんだが「パーを狙って我慢して打った」。最終18番(パー4)は約6メートルのバーディーパットを果敢に攻め、カップで嫌われたもののパーで締めた。
13番で1打差でリードされていることを知り、「負けられないと思った」。以降は1オーバーでしのぎ逆転した。それでも56歳の”いぶし銀”は「今日はラッキーだった」と謙虚。決勝進出は4年ぶりで「もう一度花を咲かせたい」と意気込んでいた。
決勝で兄弟対決を
「最後の最後でメダリストを意識しちゃって」と苦笑いの光山。1アンダーで迎えた最終18番。ドライバーを握る手に力が入りすぎた。ティーショットは大きく右にそれて池の手前に。結果はダブルボギーだった。
それでも、難コースにプレーヤーが苦しむ中で2位に3打差をつけての栄冠。「予選通過だけを考えていたから。それが良かったのかな」と振り返った。
腰を痛め、関東アマチュア選手権を棄権したばかり。今回も痛み止めを服用しての参加だった。決勝は2年ぶりで、前回は最終日に残れなかっただけに雪辱の思いは強い。今回は兄・富夫がシードで準決勝から出場。「決勝で兄弟対決を」と言葉に力を込めた。
第9予選会 長竹CC
第10予選会 横浜CC