県アマ12 女子の部 決勝 レイクウッド

開催日: 2012/6/11 (月)

大会名: 神奈川アマ

部門名: 女子の部

会 場: レイクウッドG.C.

Topics

中村”有終”V

2012/6/11 (月)

「神奈川アマ2012」女子の部決勝は、レイクウッドゴルフクラブ・西コース(6281ヤード、パー72)で119人が参加し、18ホールストロークプレーで行われた。通算1オーバーの73で並んだ中村美枝(横浜)と髙木優奈(小田原)がプレーオフを行い、2ホール目の16番(352ヤード、パー4)で中村がバーディーを決め、初優勝した。
1打差の3位には木戸侑来(横須賀)がつけた。
81ストロークの上位20人が来年の決勝のシード権を、92ストロークの80位までが準決勝のシード権を獲得した。

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希望に燃えプロ宣言
「アマチュアの大会は今日、きっとこれが最後」プロテストを14日に控えた中村は特別な思いでコースに臨んだ。
7回目の出場となる大会。これまで周囲から優勝を期待されながらも、勝負どころで打てず、苦汁をなめ続けてきた。「いつも土壇場で駄目になって。みんなに謝ってばかり」
この日も1オーバーで迎えた16番でボギーをたたいた。「ああ、今年も駄目だったか」と諦めながらも、残り2ホールに望みをつないだ。そして、最終18番でバーディー。最後の最後でプレーオフのチャンスが巡ってきた。
相手は8歳年下の中学生。1ホール目はともにパー。2ホール目はボギーをたたいたばかりの16番だった。本ラウンドでは2打目を打ち過ぎ、ピンの奥20メートルに落としたことが災いし、3パット。同じ轍は踏むまいと、飛距離を抑えての2打目をピンから4メートルにつけた。このパットを決め、ようやく優勝トロフィーを手にした。
中村は表彰式の席上、「神奈川を代表するプロになる」と宣言した。そこには、大会への感謝の思いもあった。「自分の力がどこまで通用するのか、試したい」。22歳の瞳は希望に燃えていた。(神奈川新聞・深沢剛)

中学2年の髙木検討
湘洋中2年の髙木が初めての決勝の舞台で健闘、プレーオフの末、2位に輝いた。負けはしたものの、「プレーオフができただけで、うれしい」と笑みを絶やさなかった。
プレーオフは10番(399ヤード、パー4)からのスタート。残り150ヤードからの2打目を曲げてしまい、グリーン横バンカーに。「1ホール目で負けられない」。大舞台で14歳が意地を見せた。絶妙なバンカーショットを放ち、ピンからわずか十数センチの場所に寄せてしのいだ。
2ホール目の16番(352ヤード、パー4)。3打目、カップを狙った10メートル以上のロングパットを6メートルオーバーさせてしまった。直後に中村がバーディーを奪って、勝敗が決した。
ゴルフを始めてまだ2年半。1オーバー73と、自己最高のスコアをたたき出し迎えた大一番。「自分のできないことができるようになって、今日みたいな結果を出せるようになることがゴルフの楽しさ」と、自らの成長を誓った。

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