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天宮 初のメダリスト片野がトップ通過
2013/4/23 (火)
神奈川アマチュアゴルフ選手権2013は、男子の部第10予選を相模原市緑区の長竹カントリークラブ(6321ヤード、パー71)で、シニア男子(55歳以上)の部第3予選を厚木市の厚木国際カントリー倶楽部・西コース(6754ヤード、パー72)で行った。男子の部は141人、シニア男子の部は143人が出場し、ともに18ホールストロークプレーで競った
男子の部は、トータル74の天宮利史(秦野)が初のメダリストに輝き、6月3日に相模原ゴルフクラブ・東コースで行われる決勝進出を決めた。
87ストロークまでの上位59人(メダリストを除く)は、5月13日に本厚木カンツリークラブで行われる準決勝に出場する。また辻竜一(相模原)がホールインワンを達成した。
シニア男子の部は片野由次(相模原)がトータル78で同部門で初のメダリストに輝いた。87ストロークまでの上位46人が、5月24日にレイクウッドゴルフクラブ・西コースで行われる決勝大会の出場権を獲得した。
これで男子の部、シニア男子の部はともに予選を終了した。(神奈川新聞・須藤望夢、田辺里奈)
天宮選手
成績(第10予選長竹)
片野選手
シニア男子 厚木国際成績
パー狙いに替え奏功
男子第10予選で天宮が「我慢のゴルフ」で初メダリストに輝いた。
10番(120ヤード、パー3)でバーディーパットを外し、「きょうはそんな日なのかな。パーを積み重ねていこう」と切り替えたのが奏功した。しのいで1オーバーで折り返すと、後半8番(556ヤード、パー5)でようやくバーディー。「キャディーさんの助言通りに打ったら入った。感謝しないと」と笑った。
昨年は出場を逃した決勝に向け、「相模原はいいコースだからぜひ出たかった。ベストのゴルフをしたい」と意気込んでいた。
辻、初の快挙に笑み
5番(172ヤード、パー3)でホールインワンを達成した辻はゴルフ歴15年で初の快挙。「真芯でとらえ、飛んだ方向も良かったから手ごたえはあったけど入るとは思わなかった」と笑った。
直後のホールは「気持ちが浮ついちゃって」とボギーをたたいたが、後半は2オーバーにまとめた。準決勝の出場権も獲得し、2重の喜びに「今日はお祝いしてもらう」と白い歯を見せた。
風を味方にイーグル
男子シニア第3予選は、片野が初の栄冠に輝いた。4オーバーで迎えた16番(528ヤード、パー5)。追い風を感じ、「思い切っていこう」と振ったドライバーで280ヤードも飛ばし、見事イーグルを奪うと、後半も大崩しなかった。
強風のなかで「ローボールで行こうと決めたのがうまくいった。光栄」と笑顔を見せる。昨年の男子の部予選でメダリストに輝いた57歳の実力者。「平常心で恥ずかしくないゴルフをしたい」と決勝を見据えた。