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秋元7年ぶりV
2014/5/23 (金)
県アマチュアゴルフ選手権大会2014、シニア男子の部(55歳以上)決勝は23日、大磯町のレイクウッドゴルフクラブ・西コース(6741ヤード、パー72)で行われた。158人が18ホールストロークプレーで競い、トータル72のパープレーで回った秋元嘉夫(横浜)が7年ぶり2度目の優勝を飾った。
秋元は1イーグル、4バーディー、2ボギー、2ダブルボギー。前半のアウトを2アンダーで折り返し、後半のインも38でまとめた。
秋元は、9月に埼玉県で行われる日本スポーツマスターズ大会の県代表選手として推薦された。また上位3人は、6月2日に相模原ゴルフクラブ・東コースで行われる男子の部決勝への出場権を獲得。これで決勝進出者が出そろった。
初孫誕生 二重の喜び
○…二重の喜びだった。7年ぶり2度目の栄冠に輝いた秋元は、大会直前に初孫に恵まれたばかり。「このタイミングで優勝できて最高。久々に緊張するラウンドだった」と白い歯をこぼした。好機を逃さなかった。出だしの1番(557ヤード、パー5)の第2打でピンそば5メートルにぴたり。イーグルパットを決め、「きょうはいける」と波に乗った。以降も4バーディーを奪った。
「いいことって続くんですね」。そう言って目尻を下げる。大会の2日前に、長女が女の子を出産。「いま優勝できればめでたい。そう思ってトップを狙っていた」。勝利の味は7年前よりも格別だった。
20歳のころに競技と出合い、現在は「体がしんどい」と日々の練習からは遠ざかる。だがやはり競技歴42年。クラブはそう簡単に手放せない。「ゴルフは子どもには教えなかったけど、いつか孫と一緒にできれば。生涯やっていくよ」。62歳のヒーローの笑みが輝いていた。
(神奈川新聞・清水 嘉寛)
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