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ミッド男子 50歳田村 単独首位
2014/9/16 (火)
県アマチュアゴルフ選手権大会2014ミッド男子(30歳以上)の部決勝初日が16日、横浜市旭区の戸塚カントリー倶楽部・西コース(7176ヤード、パー72)で行われた。147人が参加して18ホールストロークプレーで競い、72で回った田村浩一(川崎)が首位に立った。
2位は2打差で篠崎勝則(大和)窪田一樹(横浜)高村保(川崎)小原淳(横浜)の4人が並んだ。3連覇を狙う松田永基(海老名)は76で7位タイにつけた。
83ストロークまでの上位66人が、17日の最終日に進んだ。
原点回帰で好成績生む
初日トップに立った田村は「粘りのゴルフにワンポイントでプラスしていいプレーができた」と声を弾ませた。会心のホールは後半16番(593ヤード、パー5)。向かい風の中でドライバー、5番ウッド、9番アイアンと握り替え、いずれも「強風に負けない強いボールがいった」。約1メートルのパットを外してバーディーを逃したものの、自身の変化を実感したという。
転機は1週間前の練習ラウンド。旧知のプレーヤーと久しぶりに回り「昔はもっと力強いスイングだった」とズバリ指摘された。十数年前に腰を痛めて以来、本来のスイングを封印していた50歳は「昔できていたんだから今もできるはず」と奮起。体の軸がぶれる悪癖を短期間で直し、かつての力強い打球を取り戻した。
原点回帰のプレーは、想像以上の好成績に結んだが「腰が痛くなった。明日はボチボチやります」と苦笑い。それでも、運送業を営む傍ら明治学院大ゴルフ部でコーチを務める田村は「学生のためにも、いいプレーを見せたい」。逃げ切っての頂点を狙う最終日に向け、静かに意気込んだ。
(神奈川新聞・川村 真幸)
篠崎「5位以内に」
○…首位と2打差の2位タイにつけた篠崎は、出だしから4ホール目の13番(540ヤード、パー5)で約45ヤードのアプローチショットをカップに沈め、イーグルを達成。「あれで気持ちに余裕ができて流れに乗れた」と会心の一打を振り返った。ゴルフ歴35年で、一般男子の部で2012年に9位タイに入ったのが最高。50歳は「(初日は)出来過ぎで、優勝なんてとんでもない。5位以内に入れれば」と謙虚だった。
巻き返し誓う王者
○…3連覇を狙う松田は4オーバーの76。首位と4打差の7位タイにつけた。高速グリーンで2~3メートルのパットに苦しみ、前後半ともに38と伸び悩んだ。それでも王者は「すごくリラックスしてプレーできた。ショットは良かった」と前向きで「最初に二つくらい(パットが)入ってくれれば」と最終日の巻き返しを期した。
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