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石倉、幡野が首位発進
2015/6/8 (月)
神奈川アマチュアゴルフ選手権2015、女子の部決勝は8日、大磯町のレイクウッドゴルフクラブ・東コース(6255ヤードパー72)で開幕、134選手が18ストロークプレーで競い、20歳の石倉佳那子(横浜)と2連覇 を目指す東京・堀越高3年の幡野夏生(横浜)が4アンダーの68で首位発進した。
3位に2打差の70で回った専大4年の西山美希(小田原)がつけた。最終日は9日、出場全選手で争う。
光る抜群の安定感 石倉
石倉がショット、パットともに好調で自己ベストとなる4アンダー68をマーク。昨年7位からのジャンプアップを目指す20歳は「ここまでとは思いませんでした」と笑顔をはじけさせた。 見せ場はアウトスタートの4番(159ヤード、パー3)。複雑に変わる風向きを正確に読み、ティーショットをピン横5メートルにぴたりとつけて連続バーディーを奪った。この日パーオンできなかったのは唯一のボギーをたたいた7番だけ。抜群の安定感が光った。 厚木北高ゴルフ部出身で、現在は戸塚カントリー倶楽部に勤務する社会人2年目。高校卒業後はゴルフをやめて大学進学を考えていたが、高校3年の6月に出場したニチレイ・レディースでプロ選手とラウンド。大舞台を体感し「私もここでやってみたい」と競技続行を決意した。「いいゴルフをして結果が優勝になったらという気持ち。楽しみ」。来週に控えるプロテストに弾みをつけると誓う。幡野 自然体で挑む連覇
強心臓の高校3年生が2連覇へ好発進した。幡野が6バーディー(1ダブルボギー)を奪い、68をマークして首位タイ。「100点.ショットが良くて、ずっと乗っていた。ラッキーガールです」と明るい声で自画自賛した。パー3の4番でグリーン左へ打ち込んだが、バウンドが変化してピンそばへ。運も味方してこの日二つ目のバーディーとすると、後半も得意のショットが安定していた。 推薦出場した5月のサイバーエージェント・レディースで、初のプロツアーにも臆せず見事に予選を通過。それも前半2アンダーは全選手中トップだった。「夢の中のよう」と感激しながらも自信を深めたという。 2008年まで3連覇した現在プロの木戸愛以来、史上5人目の2大会連続女王が生まれるか。「今年は最終組のプレッシャーを味わいたい。自分のできるゴルフをやります」と自然体で挑む。2打差3位に西山
○・・・専大4年の西山が70ストロークで2打差の3位と優勝を狙える好位置につけた。インスタートの10番でいきなりボギーをたたいたが、以降はノーボギーと安定。15番(153ヤード、パー3)で1打目をピン手前50センチにつけるなどショットが好調だった。 ただ、「不満というほどでないけど、あと二つか三つのバーディーが取れた」と表情はいまひとつ。厚木北高出身でプロを目指す22歳は「いつも意気込んでオーバーパーなので謙虚にいきます」と気持ちを抑えるように話していた。
(神奈川新聞・木戸亜紀彦、東真一)
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