県アマ17 女子65歳決勝 磯子

開催日: 2017/4/24 (月)

大会名: 神奈川アマ

部門名: 女子65歳以上の部

会 場: 磯子C.C.

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県アマ17 女子65歳決勝 磯子

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パット安定 北原初V

2017/4/24 (月)



県アマチュアゴルフ選手権2017は24日、男女4部門で18ホールストロークプレーの決勝が行われた。ミッドシニア男子(65歳以上)は北原弘(海老名)が初勝利を飾り、女子のシニア(50歳以上)が横田光子(藤沢)、ミッドシニア(60歳以上)が実方久美子(南足柄)、グランドシニア(65歳以上)は千葉妙子(大磯)が制した。
ミッドシニア男子は藤沢市の芙蓉カントリー倶楽部(6036ヤード、パー70)に125人が出場。優勝した北原は3バーディー3ボギーのイーブンパーで回り、5月29日に相模原ゴルフクラブ・東コースで行われる男子の部決勝の出場権を得た。
上位6選手は同月12日にレイクウッドゴルフクラブ・西コースで行われるシニア男子の部決勝の出場権を獲得した。
女子3部門は横浜市磯子区の磯子カンツリークラブ(5609ヤード、パー72)で行われ、計112選手が出場。シニアの横田はトータル76、ミッドシニアの実方は同80、グランドシニアの千葉は同84で優勝した。
横田とシニア2位の塩谷仁美(横浜)、同3位の窪田和子 (厚木)、ミッドシニア優勝の実方が6月26日にレイクウッドゴルフクラブ・東コースで行われる女子の部決勝の出場権を獲得した。
 

手堅さ貫き笑顔

 
 身上とする手堅いゴルフを最後まで貫いた。ミッドシニア男子(65歳以上)の部はただ一人、イーブンパーで回った北原が初優勝。勝利を引き寄せたのは安定したパットだった。
 2番(327ヤード、パー4)で12メートルのロングパットを見事に沈め、波に乗った。5、8番でもバーディーチャンスをものにし、2アンダーの折り返し。後半は10、11番で連続ボギーをたたいたが、その後はパープレーを続けた。
 「昨日パットを練習したのと、キャディーさんがよく(ラインを)読んでくれたおかげ」と北原。前日は自宅で2時間クラブを握り、入念にイメージを高めてきたという。
 40年越えというゴルフ歴の中で初の栄冠だ。これまで神奈川アマのほか、関東シニア選手権などに出場を重ねてきたが、あと一歩頂点に届かなかった。それだけに「(シニア男子の部決勝の出場権が与えられる)6位までに入ればいいと思っていたけど、優勝はなかったのでうれしい」と笑みを浮かべる。
 「競技ゴルフをやっていると緊張感を味わえるのがいい」と72歳。5月のシニア決勝に向け「優勝は難しいかもしれないが、少しでも上の順位を目指したい」と弾みを付けた様子だった。
(神奈川新聞社・須藤 望夢)



男子65歳以上の部優勝、北原 弘(海老名)

 

強気で臨み接戦を制す

 
 「ああ。本当に、よかった」。順位表の最上段に自分の名前を確認すると、思わず安堵の声が漏れた。シニア女子で初優勝の横田の瞳には、うっすらと涙も浮かんだ。
 競技歴約30年の56歳。2011年の日本スポーツマスターズで優勝した実力の持ち主で、初出場ながら「トップ3を目指して自分にプレッシャーをかけた」と強気の目標設定で臨んでいた。
 この日唯一のバーディーは3番(411ヤード、パー5)。3打目をピン左3メートルにつけ、下りのスライスラインを読み切った。幸先のいい滑り出しにも「コースが難しく、バンカーに入れたりOBを出したりしないように心掛けた」。一打一打を大切にラウンドしてスコアメークし、2位に1打差の接戦を制した。
 昨夏に結婚した夫の転勤で、1月に宮城県から藤沢市へ。引っ越し準備に追われた半年近いブランクを取り戻そうと、横浜市内のゴルフ場でキャディーをしながらトレーニングした。「1日3万歩近く歩くこともあった」。足腰を鍛え直したことでスイングが安定し飛距離の面でも成長を実感する。
 9月に兵庫県で行われるマスターズの神奈川代表にも決定。「今までは平塚(旧姓)。今度は横田として勝ちたい」と、6年ぶり2度目の日本一に照準を定めた。
(神奈川新聞社・矢部 真太)



シニア女子の部優勝、左から、千葉、横田、実方 (写真提供: 神奈川新聞社)
 

災難遭うも初優勝

 
 ○…ミッドシニア女子で2位に3打差をつけて初優勝した実方は「夢にも思っていませんでした」と目を丸くして喜んだ。
 アウトスタートの7番までで6ボギー。しかもラウンド中に私物のハンドバッグを野生のカラスにさらわれる災難に遭ったが、後続のグループが発見したことで事なきを得たという。これで「落ち着くことができた」と、直後の9番でこの日唯一のバーディーを奪った。
 先週の関東グランドシニア選手権ではドライバーが不調だったことから、ティーショット時のボールの位置を体寄りに変更。ベテランらしい修正能力も勝因だった。
 

我慢のゴルフ結実

 
 ○…新設されたグランドシニアの部で初代女王の座を射止めたのは千葉。トータル84の結果には納得のいかない様子だったが、けがからの復帰戦を見事に勝利で飾った。
 5オーバーで折り返し、後半は7ボギー。「どれも力ないショットで悔しかった」と振り返るが、我慢のゴルフを貫いたことが実を結んだ。
 昨年4月に右足首を骨折し、エントリーしていた大会を全てキャンセル。「さみしい思いをした」というシーズンを乗り越えての栄冠に「年とともにいろいろなことがあるけど、楽しくゴルフできることが大事」と再確認していた。


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