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県アマ18 男子55歳決勝 小田急藤沢
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シニア男子、吉川が初の栄冠
2018/12/26 (水)
ゴルフの県アマチュア選手権2018は26日、シニア男子(55歳以上)の部決勝が綾瀬市の小田急藤沢ゴルフクラブ(6139ヤード、パー72)で行われ、136選手が18ホールストロークプレーで競った。
5バーディー、5ボギーのトータル72で回った吉川裕治(愛川)がマッチングスコアカード方式で1位となり、初の栄冠に輝いた。上位10選手が来年の5月28日から相模原ゴルフクラブ・東コースで行われる男子の部決勝の出場権を獲得した。
修正力で巻き返し
トータル72で2位と並んだが、後半3ホールのスコアで上回ったことで、初優勝を手にした。冷静なアイアン選びが光った62歳・吉川は「優勝できるなんて思っていなかった。最後まで慌てず試合をつくれてうれしい」と喜んだ。
序盤から粘り強かった。「自分のショットはフェード気味。右にそれてもセカンドショットからが勝負だと思っていた」と奏功したのが4番(374ヤード、パー4)。残り130ヤードの2打目、8番アイアンをスイングし、ピンから70センチのところにつけて前半最初のバーディーを奪った。
「距離感をうまくつかめてどのアイアンを使えばいいか分かった」。後半は、冬特有の芝の薄さに悩み、パターの読みに苦戦して4ボギーをたたいたが、終盤は2、3打目の修正力を生かして連続バーディーを奪うなど巻き返した。
本格的に競技を始めたのは18年前だが、おととしまで厚木市内の公立小学校校長を務めており、プレー時間は十分に割けなかったという。
定年退職後は、平日に行われる大会に出場して場数を踏んできた。5月の男子の部決勝でもプレーし、「レベルが高い若い選手の中でもまれ、落ち着いて修正できるようになった」と成果を語る。
「仕事を辞めた後にも活躍できる場があるのは幸せ。今後も競技を続けて、(65歳以上の)ミッドシニアでも優勝したい」と先を見据えた。
2位悔やむ70歳西田
9月にグランドシニア(70歳以上)の部を初制覇していた70歳の西田は好成績を残しながら2位に終わった。
10番でグリーンにパーオンしたが、パターに苦戦してボギー。「ミスの痛みを知った」と悔しさをにじませた。昨年まで日体大の教授で過去にソフトテニスのナショナルチーム監督も務めたこともある西田は「来年は全日本グランドシニア選手権に出て上位を目指したい」と誓った。
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