熟練の技で栄冠

2004/5/6 (木)

中野(男子)河西(女子)選手初V

ゴルフの「神奈川アマ2004」は5月6日(木)、横浜市磯子区の磯子カンツリークラブ(男子6622yd、女子6271yd、ともにパー72)でミッドシニア男子65歳以上の部)と、シニア女子(50歳以上の部)を行った。男子の部には92選手、女子の部には91選手が出場し、18ホールストロークプレーで腕前を競った。

男子は中野弘治選手(藤沢)が、女子は河西六子選手(藤沢)がそれぞれ初優勝。中野選手は、2バーディー、2ボギーの72ストローク、河西選手は80ストロークで回り、ともに2位に4打差をつけて栄冠を手にした。

中野選手は6月14日の男子決勝、河西選手は6月7日の女子決勝への出場権をそれぞれ獲得した。

(木村 敦彦)

肩の力抜いて楽しむ

○…県ゴルフ協会の競技力向上委員長として指導に当たっている中野弘治選手(65)が、ミッドシニアの部で初優勝を飾った。

 「教えている選手たちにも面目が立ったかな」と笑顔の中野選手。16番(パー5).では、向かい風を受けて2打目をグリーン横のバンカーに入れたが、3打目でピン横約20㌢にリカバリー。バーディーを奪った。

 次は男子一般の決勝に挑戦するが「肩の力を抜いてゴルフを楽しみたい」とベテランらしかった。

ゴルフは生きがい 河西

 インでは12パット、アウトでは14パットと、グリーンで強さを見せて初優勝に輝いた河西六子選手(59)。「本当にうれしい。練習の成果ですね」と、素直に喜んだ。

藤沢市内のゴルフ場で働く河西選手は、27歳で就職したのを機にゴルフをスタート。“地の利”を生かし、仕事が終わってから毎日約2時間、素振りやラウンドで練習を積んできた。最初の目的は「キャディーとしてアドバイスを送るためだった」と話すが、今では「スコアが悪かったときには、悔しくて眠れない」くらい夢中だ。

 この日はパットのタッチに加え、アプローチショットもさえた。10番(パー4)では」第2打をグリーン奥約15㍍にオーバーするも、第3打目をピン奥1㍍にピタリ。4番(パー3)でもグリーン右手からのバンカーショットをピン30㌢につけた。

 「今日は思い通りのゴルフができた」と河西選手。「私にとってゴルフは生きがい。年をとっても、下手になっても、ゴルフを続けたい」と笑顔で話した。   (木村 敦彦)

5月6日 ミッドシニア男子の部 磯子C.C.(PDF)
5月6日 シニア女子の部 磯子C.C.(PDF)