石川初のメダリスト



2009/4/1 (水)

頂点目指し熱戦スタート


県内のアマチュアゴルファーが腕を競う「神奈川アマ2009」の男子の部第1予選が4月1日、厚木市の中津川カントリークラブ(5953yd、パー71)で行われ、決勝(6月8、9日・相模原GC東)を目指した長い戦いがスタート。最初のメダリストには石川松飛人(横浜)が輝いた。
 この日は147人が参加して18ホールストロークプレーで争われ、起伏に富んだコースと午後から降り始めた雨で各選手がスコアメークに苦心する中、石川と星野晃一(川崎)が3オーバーの74でトップに並んだ。マッチングスコア方式により石川が自身初のメダリストとなった。
 5月11日に戸塚カントリー倶楽部・西コースで行われる準決勝には、89ストロークまでの上位60人(メダリストを除く)が進出する。  (神奈川新聞・佐藤 将人)


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転機くれた父に感謝


 ○…最終9番(パー4)のバーディーでトータル3オーバーにまとめた石川が初のメダリストを手繰り寄せた。
 ティーショットがラフに入り、目の前を2本の木にふさがれた。だが、PWで木の間を通し、残り140ydを4㍍にナイスオン。難しいフックラインを沈めてトップに浮上した。「うまくいき過ぎ」と自身でもびっくりだ。
 中学時代は硬式野球の名門・中本牧シニアで白球を追ったが、父・重人さんの勧めもあり高校からゴルフへ転身。今春から東海大に進む。重人さんは2006年の予選でメダリストになっており、父子2代の快挙達成。
「目標は決勝上位」と話す18歳は、「父に感謝したい」と転機をくれた“師”への気持ちを忘れなかった。


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