2009/4/6 (月)
ミッドシニア
ゴルフの「神奈川アマ2009」ミッドシニア(65歳以上)男子の部は4月6日、藤沢市の芙蓉カントリー倶楽部(6005yd、パー70)に129人が参加、18ホールストロークプレーで争われ、トータル71の中島廣行(川崎)が2位に1打差で初優勝に輝いた。中島廣行選手
佐藤がメダリスト
シニア男子の部 第1予選
シニア男子の部(55歳以上)は4月6日、中井町のレインボーカントリー倶楽部(6710yd、パー72)で166選手が参加して行なわれ、73ストロークでまわった佐藤充(川崎)が初のメダリストに輝いた。昨年は一般の部で決勝の舞台も踏んだ佐藤は、アップダウンが激しいコース、硬いグリーンに苦しむ選手が多い中、安定したパットで4バーディー(5ボギー)を奪った。
5月29日にレイクウッドゴルフクラブ西コースで行われる決勝へは、マッチングスコアカード方式により、86ストロークまでの上位68人が進出する。
(神奈川新聞・鈴木 陸夫)
佐藤 充選手
中島粘りの栄冠
中島は、高低差のある、トリッキーなコースに苦しんだが、5バーディー、2ボギー、2ダブルボギーにまとめた。
中島は6月8日に、相模原ゴルフクラブ・東コースで行われる男子の部決勝への出場権を獲得。上位6選手は5月29日にレイクウッドゴルフクラブ西コースでのシニア男子(55歳以上)の部決勝への出場権を手にした。 (神奈川新聞・木村 敏彦)
序盤苦戦もパットにさえ
パットにさえを見せた中島がトリッキーなコースを制した。
出だしの1、番は、アプローチに苦しみ、ダブルボギー。「難しいコースだからボギーは仕方ない。ダブルは、たたかないようにと思っていたんですが」と苦笑する。
しかし、すぐに巻き返す。3番で約7㍍のスライスラインを読み切って最初のバーディー。調子をつかむと、5番でもグリーンエッジから約5㍍をねじ込みバーディーを奪った。
6番では、バンカーからのアプローチがピンを約6㍍オーバーしたが、上りラインをきっちりパーセーブ。「グリーンの特徴が分かったので、強気に攻めていけました」と満足そうに話す。
ゴルフ歴は43年で、県ゴルフ協会では競技力向上委員長も務める67歳。「若い選手たちの手本になるようなゴルフができたかな」と、崩れても粘り強いプレーを振り返った。
約100本の桜が見ごろを迎えている同コース。「静半を終えて、三つバーディーがそろえられたので、楽しく花見もさせてもらいました」。中島の顔にも笑顔が咲いた。
(神奈川新聞・木村 敦彦)
ミッドシニア成績(芙蓉)
「東北人の粘り」発揮 - シニアの部第1予選 -
○…メダリストに輝いたのは「パットには絶対の自信がある」と話す佐藤。16番では「下りのラインを完ぺきに読み切って」5㍍のパットを沈め、四つ目のバーディーを記録した。
五つのボギーをたたきながら、最後まで崩れなかった「我慢」も光った。出身地になぞらえ「東北人の粘り」と胸を張る。秋田工高時代は野球部に所属、中日の落合博満監督は5年後輩で、後の「三冠王」を怒鳴りつけたこともあるという。
ただ、2歳になる孫娘の前では60歳のおじいちゃん。この日も電話越しに「頑張って」と送り出された。最高の結果で応え「いい報告ができる」とほおを緩めていた。
シニアの部成績(レインボー)