2009/5/31 (日)
県内アマチュアゴルファーの頂点を決める「神奈川アマ2009」は、男子の部が6月8、9の両日、女子の部が8日に相棒原ゴルフクラブで決勝大会を行う。
同クラブ東コース(7204yd、パー72)で行われる男子の部には、予選、準決勝を突破した119人に決勝シード選手らを加えた171選手が参加。初日の120位タイまでの選手が、9日の景終ラウンドに進出する。
同クラブ西コース(6210yd、パー72)で行われる女子の部では、予選、準決勝を通過した85人に決勝シード選手らを加えた122選手が18ホールストロークプレーで女王の座を争う。
(神奈川新聞・木村 敦彦)
男子 青木ら3強が中心
若手の台頭で混戦模様
男子はことしも実力が伯仲。青木龍一(横浜)、伊澤秀憲(鎌倉)、藤田大(横浜)の3強を中心に接戦が予想される。優勝候補筆頭の日大3年の青木はアイアン、パターにうまさがあり、高い総合力で勝負する。昨年の準優勝から初の頂点に挑む。
日大高3年の伊澤は、叔父のプロゴルファー利光選手譲りの飛距離が魅力。爆発力もある。
2003、04年大会王者の藤田は、02年に日本アマも制しており安定感は群を抜く。台頭する若手に意地を見せたい。
06年と昨年を制した松田永基(海老名)は300ydを超えるドライバーが武器。連覇で3度目の栄冠を目指す。06年2位の鹿島康裕(相模原)はホームコースで地の利を生かしたい。
ベテランの石井保行(相模原)は4度目の優勝をにらむ。経験の差を見せつけたい。宮里政志(横浜)も飛距離と技術を備える。
ジュニア世代では、伊藤誠道(藤沢)にも期待。豊富な練習に裏打ちされた確かなテクニックには定評がある。線は細いもののセンスが光る日覚暁紀(横浜)も成長著しい。パワーヒッターの大島レイ(川崎)も、パッティングに安定感が出てきており怖い存在だ。
女子 有利なロングヒッター
Ⅴ争う川岸史果、石川陽子
川岸史果(横浜))、石川陽子(同)、木戸侑来(横須賀)ら若手が優勝争いの中心か。距離のあるコースだけにロングヒッターが有利な展開が予想される。注目は中学3年生ながら5月の関東選手権決勝で4位に食い込んだ川岸。プロゴルファーの良兼さんを父に持ち、270yd以上のティーショットが魅力だ。
石川も飛距離が稼げる豪快なショットが武器。昨年の国体代表で団体3位のメンバーの木戸は、ドライバー、パットともに安定感が出てきた。
中田春香(茅ヶ崎)は昨年度まで、法大の主将としてリーグ戦をこなしてきただけに経験豊富。うまさを見せたい。関東連盟の月例競技会で県内首位の佐藤千絃(横浜)も昨年の国体代表で、大崩れしない強みがある。
中村美枝(横浜)はパワーに定評。好不調のムラを克服できるかが鍵を握る。中学1年の高橋恵
(横浜)もうまさが光る。
2005年優勝の高橋香雅美(松田)や、栗原美佐枝(横浜)、準決勝1位の安田彩乃(鎌倉)らも地力があり侮れない。
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男子の部決勝第1日目
女子の部決勝