栗原 初V
上位三人が女子決勝へ



2014/4/28 (月)

 県アマチュアゴルフ選手権大会2014、シニア女子の部(50歳以上)は28日、茅ヶ崎市のスリーハンドレッドクラブ(6137ヤード、パー73)で行われた。95人が18ホールストロークプレーで競い、3バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの76で回った栗原美佐枝(横浜)が2位に1打差をつけて初優勝を飾った。
 マッチングスコアカード方式により栗原と田谷千秋(横浜)金子弥生(相模原)の上位3人が、6月16日にレイクウッドゴルフクラブ・東コースで行われる女子の部決勝の出場権を獲得した。

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3日連続 打ち込み雪辱

 三度目の正直だった。2年連続で準優勝に終わっていた栗原がシニア女子で栄冠に輝き、「やっとのやっとで勝てた。本当にうれしい」と、とびきりの笑顔でトロフィーを掲げた。
 3オーバーで迎えた最終18番(330ヤード、パー4)。「大事に打ち過ぎた」という第2打はグリーン右のバンカーへ。しかし、悲願に懸ける思いがプレー歴25年のベテランゴルファーを踏みとどまらせた。
 「ここでパーを取らないと、絶対に優勝できない」。そう言い聞かせ、放ったバンカーショットはピンから約2メートルの位置へ。最後は冷静にラインを読み、パーパットを沈めた。
 連続バーディーで幸先よくスタートした前半とは一転、後半はこのホールまでに4ボギーと苦しい展開。我慢のゴルフが2位と1打差のVに結びついた。
 夫の拓さん(65)と始めたゴルフ。普段は「練習はあまり好きじゃない」と打ち込みは月3日ほどだったが、今回は雪辱するため、前日まで3日連続で100球を打ち込んできた。
 「やっぱり勝てれば楽しい。またゴルフが好きになっちゃった」。自信を取り戻し、一般の部でも女王の座を狙う。
(神奈川新聞・木田 亜紀彦)

後半崩れ田谷2位

 ○…シニア女子で2011年から2年連続で優勝していた田谷は77ストロークで、惜しくも首位と1打差の2位。前半は2バーディーを奪ってパーでまとめたが、後半は4オーバーと崩れて「セカンドショットの距離感が悪かった」と冷静に敗因を分析した。
 最終の18番ではピンから約1.5メートルのパーパットを外し、「あれはちょっといただけなかった」と苦笑い。来月15日には日本女子シニア選手権に参戦する田谷は「この経験を糧にして頑張りたい」と意気込んでいた。

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