2015/5/7 (木)
県アマチュアゴルフ選手権2015、グランドシニア男子(70歳以上)の部とミッドシニア女子(60歳以上)の部が横浜市磯子区の磯子カンツリークラブで行われ、同男子(6136ヤード、パー71)は118人、同女子(5707ヤード、パー71)は42人が出場して、それぞれ18ホールストロークプレーで争った。
グランドシニア男子は、高槻天歩(藤沢)が3バーディー、4ボギーの72で回り優勝。ミッドシニア女子は、山中通子(横浜)が5ボギー、2ダブルボギーの80で制した。山中は6月8日、レイクウッドゴルフクラブ・東コースで行われる女子の部決勝大会の出場権を得た。
元シニアの王者存在感
かつての王者が、久々の舞台で存在感を示した。グランドシニア男子の部を1打差の72で制した高槻は「優勝するとは思っていなかった。非常にうれしく思っている」と、笑顔がはじけた。勝因は「グリーンのスピードが自分とよく合った」と振り返ったパット。前半アウトの8番では約9メートルのバーディーパットを沈めた。気分よくパープレーで折り返した後半は10、12番でバーディーを奪った。
2002年のシニア男子の部の初代チャンピオン。ただ、それ以来、ゴルフ場の理事や競技委員長などの活動が多忙で競技会を離れていたという。1月に節目の古希を迎え、「70歳以上のクラスなら上位にいけるかな。もう一回挑戦しよう」と参戦を決めた。
スコアが年齢を下回るエージシュートを意識し始めた13、14番に連続ボギーをたたいて惜しくも快挙はならず。「それはまだ取っておこう」と笑い、「できなくなるまでゴルフは続けるつもり」と若々しく宣言していた。
(神奈川新聞・東 真一)
執念の10連続パー
○…ミッドシニア女子の部は、60歳の山中が初出場優勝。インスタートの出だし5ホールで3ボギー、2ダブルボギーと散々だったが、15番で3メートルのパットを沈めて以降は10連続パーと立て直した。「何とか一つでも二つでも追い付きたい」との執念が実を結んだ。ソフトテニスでも国体代表選手だった経験を持ち、現在もシニアの全国大会で腕を磨く。「今はテニスとゴルフと、どっちが面白いかなあ。ゴルフは10年前に競技に出始めて、レベルアップを実感できるのが面白い」と笑う。出場権を得た女子の部決勝大会へは「80台中頃のスコアが出せれば」と意気込んでいた。
ミッドシニア女子の部(60歳以上)
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グランドシニア男子の部(70歳以上)
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