2015/9/15 (火)
県アマチュアゴルフ選手権2015のミッド男子(30歳以上)の部決勝最終日は15日、戸塚カントリー俱楽部・西コース(7176ヤード、パー72)で行われ、第1日に3アンダーの69をマークした小原淳(横浜)が1オーバーの73でまとめ、トータル142で2位に6打差をつけて2連覇した。
14日からの2日間の日程で行われ、最終日は第1日の83ストロークまでの56選手が参加。2位には最終日を1オーバーの73で回り、トータル148とした松田永基(海老名)が入った。
気負わず攻め抜く
独走だった。小原が最終日も堅実に1オーバーの73にまとめ、初日の6打差のリードを保ったまま2連覇を達成した。表彰式で県ゴルフ協会理事長でもある父健司さん(68)と目が合うと思わず照れ笑い。「小さいころから(技術を)教えるというより、自分を導いてくれた」。優勝トロフィーが父から子へ手渡された。
気負わず攻め抜いた。アウトスタートの2番(534ヤード、パー5)。残り240ヤードから2打目をグリーンに乗せ、バーディーで順調に滑り出した。後半は一時、2位の松田に3打差まで迫られたが「自分のゴルフをやるだけ」と焦らない。前日に連続ボギーをたたいていた17、18番でパーセーブした。
10歳の時、旅行先のハワイで「カートに乗りたい」と健司さんのゴルフに付いていったのがきっかけ。ジュニア時代、どんなに悪いスコアでも、しかられることはなかったという。
「これがゴルフ。また頑張ればいい」。度々そう慰めてくれた父に「親から怒られる同年代の選手を多く見てきた。自分がゴルフを嫌いにならなかったのも父のおかげ」と感謝する。
まだまだ上り調子な32歳。「個人戦で2年連続で優勝するのは初めて。2年勝ったので次は3年となるかな」。ゴルフの楽しさをかみしめる。
(神奈川新聞・深沢 剛)
2年ぶり奪還ならず
○…首位と6打差の2位タイでスタートした松田は必死に追ったが、1オーバーとスコアを伸ばせず準優勝。2年ぶりの王座には届かなかった。前半を3バーディーで折り返し、後半も10、13番でバーディー。一時はトップの小原に3打差まで詰め寄った。だが、15番(465ヤード、パー4)で2打目が木の枝に引っかかり、痛恨のダブルボギー。「何とか差を縮めようとしたけど、淳(小原)も隙を見せなかった」と悔しがった。
自らをベテランと称する42歳。10歳下の若いチャンピオンに「どんどん若い人たちが出てきて勝つのも難しくなる。それでも毎年、上位を狙っていきたい」と話した。
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