田谷 歓喜の初V
ミッド女子の部 決勝



2016/9/20 (火)

  神奈川アマ2016は20日、戸塚カントリー倶楽部・西コース(6014ヤード、パー72)でミッド女子(30歳以上)の部決勝を行った。68人が18ホールストロークプレーで競い、82で回った田谷千秋(横浜)が初優勝を飾った。
マッチングスコアカード方式による上位5人が2017年に行われる同選手権の一般女子の部決勝への出場権を獲得した。今シーズンの県アマチュア選手権はこれですべての大会が終了した。

家族愛パワーに変え

朝からの悪天候に多くの選手が苦戦する中、頭一つ抜け出したのは田谷だった。2009年のシニア、翌10年の一般の部に続く栄冠に「これまで3冠を取った人はいないと思う。すごいうれしい」。7年越しの偉業に57歳は喜びを素直に表現した。
強い風雨にも競技歴25年のベテランは動じなかった。スタートの1番でいきなりボギーをたたいたが、続く2番(485ヤード、パー5)で10メートルを超えるパーパットを沈め、「我慢していれば何とかなると思った」。トータル10オーバー。それでも耐え抜いて手にした栄冠に「長く生きてる分、我慢できた」と笑った。
神奈川アマはこれまで計4度の頂点に立った実力者だが、ここ数年は腰の狭さく症に悩まされ、練習量は思ったようにこなせないが、体への負担の少ないスイングを追及し、就寝前にはイメージトレーニングを欠かさない。地道な努力を怠らず、2週間前に神奈川代表として出場した日本スポーツマスターズでは個人3位に食い込んだ。
そして、何よりのモチベーションはゴルフを始めるきっかけになった夫哲哉さんの存在だ。「いい成績を残して喜ぶ主人の顔が見たくて」。家族愛がパワーに変わっている。
10月の関東ミッドを経て、11月には昨年6位に終わった日本シニアが控える。「優勝を目指すと言うと恥ずかしいので、去年より上を目指したい」。その目には確かな自信が宿っていた。(神奈川新聞・木田亜紀彦)

準V嶌田 納得の表情

トータル83で2人が並んだが、マッチングスコアカード方式で嶌田が準優勝。前回出場した一昨年も2位だったが、「トップ3を目指していたので、目標は達成できた」と納得の表情だった。
悪天候でスイングが崩れたが、「ミスしてもボギーで抑えよう」と無理はしなかった。最終9番(348ヤード、パー4)ではショットを立て直して、パーでまとめ、「自分的にはまあまあのゴルフだった」。
競技歴20年で2005年には一般の部を制した実績を持つ。「凡ミスもあったし、終わってみるともう少し何とかなったかんという反省もある。次につなげたい」と来月の関東ミッドに向け、課題を確認していた。

成績


 

県アマ16 ミッド女子の部 戸塚・西
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