2017/6/26 (月)
県アマチュアゴルフ選手権2017、女子の部決勝は26日、大磯町のレイクウッドゴルフクラブ・東コース(6317ヤード、パー72)で開幕し、139選手が18ホールストロークプレーで競った。日本ウェルネス高3年の原田葵(藤沢)が4アンダーの68の首位で好発進した。
2位には2打差の70で回った専修大1年の笠井紗夏(大和)がつけた。最終日は27日、出場全選手で争う。
「勝って恩返しを」
最終ホールを終え、68と記された自分のスコアカードに驚いた。「パープレーを目指していたので、4アンダーも取れて不思議」。初日を1位で通過した高校3年の原田葵は、ほほ笑んだ。すでにトップに立っていた終盤の17番(パー4、360ヤード)。追い掛けてくる同世代のライバルたちがこぞってバーディーを狙う中で、この日一番の強さを発揮した。ティーショットで250ヤードを飛ばし、セカンドでカップまで2メートルに寄せた。「ここは絶対に外さない」。落ち着いてバーディーパットを決め、「よしっ」と声を漏らした。
20、21日に初出場した日本アマでは予選落ち。「毎日、悔しさでいっぱいだった。次の試合に向けてどうすればいいだろう」と、今大会前には不安もあった。
「最後はパターが決める」。自信を取り戻せたのは、練習会で知り合い、何度もアドバイスを受けた憧れの藤田寛之プロの言葉を思い出したからだった。この1年、試合の1時間前に必ずパターを練習するルーティンは欠かさなかった。この日も、グリーン上で持ち味を発揮した。来年にはプロテストを控え、「神奈川アマは今年が最後の出場。勝ってお世話になった方々に恩返ししたい」と思いを込める。最終日に向け「自分の感覚を信じ、冷静に挑んで、優勝したい」と決意した。
(神奈川新聞社・矢部 真太)
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