2018/9/28 (金)
神奈川アマチュアゴルフ選手権2018は28日、戸塚カントリー倶楽部・東コース(6136ヤード、パー72)でミッド女子(30歳以上)の部決勝を行った。73人が18ホールストロークプレーで競い、トータル77で回った塩田美樹子(横浜)が2年連続となる栄冠を射止めた。
マッチングスコアカード方式により上位5人が19年に行われる同選手権の一般女子の部決勝の出場権を獲得した。
スイング修正し本領
苦しみの先にあった栄冠は格別だ。「うれしくて仕方がない。本当に耐えて粘ったかいがあった」と塩田は2連覇の喜びをかみしめた。
持ち味のショットが精彩を欠いた。「グリーンでボールが転がり過ぎ、我慢してパーでまとめなきゃと思ったら調子を乱しちゃった」。前半3番のティーショットでは「何年もしてない」というOB。後半12番では池に落としてダブルボギーとリズムに乗れない。
だが、さすが昨秋の日本女子ミッドアマチュア選手権の覇者だ。13番からゆったりとしたスイングに修正して4連続パー。17番ではこの日初めてのバーディーを奪い、2位に5打差をつけての優勝だった。
港南台高時代には国体出場も果たした36歳。歯科医師として働く傍ら、「タイトルに恥じないよう、試合勘を維持するために」とコースを月8度ほど回って練習を積んできた。
来月には関東女子ミッドアマチュア選手権を控え、初優勝を狙う。「踏ん張って勝てたことは大きな財産。粘り強く戦う姿勢を貫いていきたい」。その先の日本女子ミッドアマ2連覇も狙っていく。
田谷 痛みこらえ2位
狭窄(きょうさく)症による左足の痛みを抱えながら「ゴルフ仲間とプレーしたいという思いが背中を押してくれた」と強行出場した田谷が、昨年の6位を大きく上回る2位に入った。
ショットは乱れたが、約30年の競技歴を生かし、右足に体重をかけて丁寧なスイングを心がけ後半15、17番でバーディを奪い、「頑張ったご褒美かな」と喜んだ。来月には日本女子シニア選手権に挑むといい、前回4位のリベンジを誓った。
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※ 記事は神奈川新聞より